はじめに
婚活を始めると、自分の年収で結婚できるのか、相手にどのくらいの年収を求めてもよいのか、気になることがあるのではないでしょうか。特に、年収500万円や600万円、800万円、1,000万円といった金額は、結婚相手を選ぶ際の判断材料になりやすいものです。
しかし、婚活で必要とされる年収に、すべての人に当てはまる最低ラインがあるわけではありません。年齢や職業、居住地域、共働きの希望、結婚後の生活設計によって、適切な年収の考え方は変わります。
国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円でした。男女別では男性が587万円、女性が333万円となっています。ただし、この数字は一般の給与所得者を対象とした統計であり、婚活サービスの会員だけを調査した結果ではありません。
この記事では、婚活で年収が重視される理由から、年収300万円台・500万円・600万円・800万円・1,000万円以上の婚活事情、男女や年代による違い、プロフィールの書き方まで詳しく解説します。自分の状況に合った年収の考え方を身につけ、納得できる相手選びにつなげていきましょう。
婚活では年収が重要?結婚相手に求められる年収の現実
婚活で年収が重視される理由
婚活で年収が重視される大きな理由は、結婚後の生活を具体的にイメージするためです。結婚すると、家賃や住宅ローン、食費、光熱費、保険料など、さまざまな支出を継続的に負担することになります。将来的に子どもを希望する場合は、教育費や育児にかかる費用も考慮しなければなりません。
そのため、相手の年収を確認すること自体は、決して不自然なことではありません。経済的な安定を重視する人にとって、収入は結婚生活を考えるうえで大切な判断材料です。
一方、年収が高ければ必ず幸せな結婚生活を送れるとは限りません。支出が多ければ貯蓄が少ない場合もありますし、仕事が忙しくて家庭に使える時間が限られる人もいます。反対に、年収が平均より低くても、堅実な家計管理や共働きによって安定した生活を築いている夫婦もいます。
大切なのは、年収の数字だけで相手を評価するのではなく、収入と支出のバランス、働き方、金銭感覚、将来の希望を含めて判断することです。
婚活でいう「普通の年収」はいくら?
婚活でいう普通の年収を考える際は、公的統計と婚活サービスのデータを分けて見る必要があります。
国税庁の令和6年分の調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円でした。男性は587万円、女性は333万円です。正社員・正職員に限った平均給与は545万円となっており、雇用形態によっても大きな差があります。
ただし、平均給与は、すべての人の収入を合計して人数で割った数字です。一部の高年収層が平均を押し上げることもあるため、平均額をそのまま一般的な人の年収と考えるのは適切ではありません。
また、結婚相談所の会員は、一般の給与所得者全体とは年齢や職業、婚活への意識などが異なる可能性があります。IBJが公表している成婚白書では、加盟相談所の会員について年収と成婚に関する分析が紹介されています。ただし、これは婚活サービス内のデータであり、日本の独身者全体の傾向をそのまま示すものではありません。
つまり、普通の年収を一つの金額だけで決めることはできません。自分と近い年齢、働き方、生活地域などを考慮しながら、無理のない生活を実現できる収入かどうかを判断しましょう。
婚活で必要な年収はいくら?最低ラインと希望年収の決め方
婚活に一律の最低年収はある?
婚活で結婚するために必要な最低年収は、一律には決められません。年収300万円台でも、住居費を抑えられる地域で暮らしている人と、家賃や生活費の高い都市部で暮らしている人では、家計の余裕が異なるからです。
さらに、結婚後に共働きを続けるか、どちらかが育児や介護などの事情で仕事を減らす可能性があるかによっても、必要な収入は変わります。現在の年収だけでなく、今後の働き方や収入の見通しも確認することが大切です。
結婚相談所や婚活アプリによっては、入会条件やプロフィールの公開項目が定められています。特定の年収を入会条件としているサービスもあるため、利用するサービスの規定は個別に確認しましょう。ただし、サービスの入会条件と、一般的に結婚できるかどうかは別の問題です。結婚相談所の利用を検討している方は、結婚相談所の料金相場や費用の内訳も確認しておくと、年収だけでなく活動予算も考えやすくなります。
年収が低いことを理由に、婚活を始める前から諦める必要はありません。まずは現在の収入でどのような生活ができるのかを把握し、必要に応じて共働きや住居費の調整などを検討することが、現実的な第一歩になります。
相手に求める年収はどう決める?
相手に希望する年収を決めるときは、周囲の意見や一般的なイメージだけで金額を設定するのではなく、結婚後に実現したい生活から逆算する方法がおすすめです。
たとえば、都市部で住宅を購入したい人、子どもを2人育てたい人、将来的に片方が仕事を辞める可能性がある人では、必要な家計の規模が異なります。一方、地方で住居費を抑えながら共働きを続ける予定なら、必ずしも高い年収を求める必要はないかもしれません。
希望年収を考えるときは、次のような点を整理してみましょう。年収以外に譲れない条件も整理したい方は、婚活の条件の決め方も参考にしてください。
- 結婚後に住みたい地域と住居費の目安
- 共働きを続けるか、どちらかが仕事を減らす可能性があるか
- 子どもを希望するか、教育費をどの程度準備したいか
- 毎月の生活費や貯蓄にどのくらいのお金を使いたいか
- 転職や病気などで収入が変化した場合に対応できるか
これらを考えると、単に年収600万円以上という条件を設けるよりも、自分たちに必要な家計の水準を具体的にイメージできます。希望年収は、相手を選別するための数字としてだけでなく、結婚後の生活を話し合うための基準として活用することが大切です。婚活中に必要な活動費も把握したい方は、婚活にかかる費用の総額も確認しておきましょう。
婚活で年収500万円はどう見られる?300万〜600万円の目安
年収300万〜400万円で婚活する場合
年収300万〜400万円で婚活をする場合、年収だけを条件に相手を探す人とは希望が合わないこともあります。しかし、この年収帯だから結婚が難しいと決まるわけではありません。結婚後の生活費をどのように管理するか、共働きが可能か、住居費をどの程度に抑えられるかによって、生活の見通しは大きく変わります。
たとえば、家賃や住宅ローンの負担が小さく、無理のない支出で生活できるなら、年収が高くなくても安定した家計を築ける可能性があります。反対に、年収が400万円あっても、借入金の返済や高額な固定費が多ければ、家計に余裕がなくなる場合があります。
婚活では、収入の数字だけでなく、仕事を続ける意思や将来の収入見込み、家事や育児をどのように分担したいかなども伝えましょう。相手が経済的な安定を重視している場合は、現在の収入を正直に伝えたうえで、結婚後にどのような生活を目指しているかを説明すると、具体的な話し合いにつながります。プロフィール全体の書き方や自己PRの例文は、婚活プロフィールの書き方で詳しく解説しています。
年収が希望条件に届かない場合でも、無理に高く見せる必要はありません。自分の強みや生活設計を整理し、価値観の合う相手との出会いを大切にしましょう。
年収500万円なら婚活で不利になる?
年収500万円は、婚活で一律に不利と判断される金額ではありません。国税庁の令和6年分の調査における給与所得者全体の平均給与478万円と比べると、500万円は平均をやや上回る水準です。ただし、平均給与は雇用形態や年齢などが異なる人を含む数字なので、婚活における評価を直接示すものではありません。
実際の婚活では、年収500万円という数字に対する受け止め方は人それぞれです。共働きを希望する相手にとっては、双方の収入を合わせた家計を考えやすい金額かもしれません。一方、相手に専業主婦・専業主夫として家庭を支えてほしいと考えている人や、都市部で高い生活水準を希望している人にとっては、十分かどうかを慎重に考える必要があるでしょう。
また、同じ年収500万円でも、20代と40代では今後の収入の見通しや家族構成が異なります。現在の収入に加えて、仕事の安定性や貯蓄、支出の状況なども結婚生活に影響します。
年収500万円で婚活をするなら、金額だけを気にしすぎず、プロフィールや会話を通じて、自分の生活スタイルや将来の希望を具体的に伝えることが大切です。相手に求める条件についても、双方の収入や価値観を踏まえて考えましょう。
年収600万円は婚活でモテる?
年収600万円は、婚活において経済的な安心材料の一つになり得ます。しかし、年収600万円なら必ずモテる、あるいは年収500万円の人より必ず結婚しやすいと断定することはできません。
IBJが公開している成婚白書では、結婚相談所の男性について、年収が高いほど成婚率が高い傾向がある一方、年齢が上がると年収の影響が弱まり、40代では高年収でも成婚率が下がる傾向が紹介されています。つまり、年収は重要な要素の一つですが、年齢や相手との相性など、ほかの条件も関係しているということです。
また、成婚白書は特定の結婚相談所ネットワークの会員データを分析した資料です。すべての婚活アプリや婚活パーティー、一般の独身者に同じ傾向が当てはまるとは限りません。
年収600万円の強みを生かすには、収入の高さを前面に出すだけでなく、結婚後にどのような生活をしたいか、家計や家事をどのように分担したいかを伝えることが重要です。相手が求めるのは年収だけではなく、安心して生活をともにできる相手かどうかという点も忘れないようにしましょう。
婚活で年収700万・800万・1000万円は有利?
年収700万〜800万円の婚活事情
年収700万〜800万円であれば、生活費や貯蓄、住宅購入、子育てなどについて、比較的選択肢を持ちやすいと考えられます。ただし、実際にどの程度の余裕が生まれるかは、税金や社会保険料、居住地域、家族構成、借入金などによって変わります。高い年収だけを理由に、経済的な不安がないと考えるのは適切ではありません。
婚活では、年収が希望条件を満たしていることで、相手の候補に入りやすくなる場合があります。しかし、プロフィールに記載された年収だけで交際や成婚が決まるわけではありません。価値観やコミュニケーション、家族との関係、仕事と家庭のバランスなども重要です。
また、年収700万円や800万円を得ている人でも、仕事の責任が重く、勤務時間が長い場合があります。結婚後に一緒に過ごす時間を確保できるか、転勤の可能性があるかなど、収入以外の条件も確認しておきましょう。
年収が高いことをアピールするよりも、収入をどのように生活に生かしたいか、将来に向けてどのような準備をしているかを伝えることが、相手との信頼関係につながります。
年収1000万円以上なら婚活で成功しやすい?
年収1000万円以上は、一般の給与所得者全体から見ると高い収入水準です。婚活においても経済的な安定を重視する相手から評価される可能性がありますが、年収1000万円以上なら必ず結婚できるというわけではありません。
高年収の人は、仕事に多くの時間を使っている場合や、転勤・出張が多い場合もあります。また、生活水準が高いことで支出も大きくなっていたり、相手にも同じような収入や生活スタイルを求めたりすることがあります。こうした条件が相手の希望と合わなければ、年収が高くても関係が進展しないことはあります。
一方で、年収の高さを過度に隠す必要もありません。年収を公開する場合は、正確な金額を記載し、結婚後に希望する生活についても自然に話せるようにしておきましょう。
年収1200万円・1500万円・2000万円以上といった高い収入帯でも、婚活の基本は同じです。収入を一つの強みとして生かしながら、相手の希望や価値観を理解し、互いに納得できる結婚生活を築けるかを考えることが大切です。
婚活では年齢によって必要な年収が変わる?20代・30代・40代
20代・30代の婚活では年収と将来性を考える
20代や30代で婚活をする場合、現在の年収だけでなく、今後の働き方や収入の見通しも重要な判断材料になります。特に20代は、社会人経験が短く、まだ年収が上がる途中にある人も少なくありません。現在の年収が希望条件に届いていなくても、仕事を続ける意思やキャリアの見通し、金銭感覚などを含めて考える余地があります。
30代では、仕事や生活の基盤が整ってくる一方、住宅購入や子育てなど、結婚後の具体的な計画を考える人も増えてきます。そのため、年収だけでなく、貯蓄や支出、共働きの希望、将来の居住地などについて話し合うことが大切です。
IBJの成婚白書では、成婚した人の年齢や年収などに関する分析が公開されています。ただし、結婚相談所の成婚データは、婚活サービスを利用した人の結果であり、一般の20代・30代全体を表すものではありません。
20代・30代の婚活では、現在の年収を必要以上に気にするよりも、今後の生活をどのように築いていきたいかを明確にし、相手とすり合わせることが重要です。
40代・50代の婚活では年収以外の条件も大切
40代や50代の婚活では、現在の年収に加え、生活基盤や資産、健康、働き方、家族との関係なども考慮する必要があります。40代男性が直面しやすい課題や具体的な対策については、40代男性の婚活の現実と対策も参考にしてください。これまでの仕事や生活によって、貯蓄や住居の状況、親の介護などの事情は一人ひとり異なります。そのため、同じ年収700万円や800万円であっても、結婚後の生活設計は大きく変わる可能性があります。
また、40代・50代では、初婚か再婚か、子どもを希望するか、相手の家族との関係をどう考えるかなど、年収以外の条件が重要になる場合もあります。自分にとって譲れない条件を整理し、相手にも希望を率直に伝えることが大切です。
IBJの成婚白書でも、年収だけでなく年齢が成婚に関係することが紹介されています。高い年収があれば年齢に関係なく有利になると考えるのではなく、相手の希望や自分の状況を踏まえて婚活を進める必要があります。
年齢が上がるほど、これまで築いてきた生活や価値観を大切にしたいと考える人もいます。年収だけを基準に相手を選ぶのではなく、将来の生活を一緒に考えられる相手かどうかを見極めましょう。
婚活では男性と女性で年収の見られ方が違う?
男性の年収は婚活でどのように見られる?
婚活では、男性の年収を結婚後の生活を支える経済的な基盤として重視する人がいます。特に、結婚後に片方が仕事を辞める予定がある場合や、子育てのために働く時間を減らしたい場合には、相手の収入が生活設計に影響するためです。
ただし、男性の年収が高いほど必ず結婚しやすいというわけではありません。IBJの成婚白書では、結婚相談所の男性において年収が高いほど成婚率が高い傾向が示される一方、年齢が上がるとその影響が弱まることも紹介されています。年収だけでなく、年齢や相手との相性、結婚に対する考え方も関係しているといえます。
また、共働きを希望する人が増えていることを考えると、男性だけが家計を支える前提で考える必要もありません。双方が働く場合は、収入の合計だけでなく、家事や育児をどのように分担するか、仕事と家庭をどう両立するかも重要になります。
男性が婚活で年収を伝えるときは、数字だけを強調するのではなく、仕事への向き合い方や将来の生活設計を含めて説明すると、相手も結婚後の暮らしを具体的に考えやすくなります。
女性の年収が低い・高い場合は不利になる?
女性の年収が低いから婚活で不利になる、あるいは高いから相手が見つかりにくいと、一律に決めつけることはできません。相手がどのような結婚生活を希望しているかによって、年収に対する考え方は変わります。
共働きを希望する人にとっては、女性の収入も家計を支える大切な要素です。一方、どちらかが家庭を中心に担うことを希望している場合には、双方の働き方や収入について、別の観点から話し合う必要があります。女性の年収が高い場合も、相手がその働き方や生活スタイルを尊重できるかどうかが重要です。
IBJが公開した成婚白書では、女性の年収公開状況と成婚率の関係についても分析されています。ただし、特定の結婚相談所ネットワーク内のデータであり、年収公開が成婚率の差を生んだと断定できるものではありません。
女性が年収を公開するかどうかは、利用するサービスの規定や自分の希望に合わせて判断しましょう。年収の高低だけで自分を評価せず、相手とどのような家庭を築きたいかを明確にすることが大切です。40代女性の婚活事情や成功に向けた対策については、40代女性の婚活の現実と成功する方法も紹介しています。
婚活プロフィールの年収は額面と手取りのどちらを書く?
婚活プロフィールの年収は額面が基本?
婚活プロフィールに記載する年収は、利用するサービスのルールに従って正確に申告することが基本です。一般に、年収は税金や社会保険料などが差し引かれる前の金額を指しますが、プロフィール上の年収の定義や記載方法はサービスによって異なる場合があります。
婚活サービスによっては、源泉徴収票や住民税決定通知書、納税証明書、所得証明書などを年収証明の書類として利用できます。給与明細を使う場合には、賞与の有無などに応じて追加書類が必要になることもあります。
年収を記載する際は、手取り額をそのまま年収欄に入力したり、将来の昇給を確実な収入として計上したりしないよう注意しましょう。また、賞与や残業代、副業収入などを含めるかどうかについても、サービスが定める基準を確認する必要があります。
プロフィールの年収は、相手が結婚後の生活を考える際の判断材料になります。自分をよく見せようとして金額を増やすのではなく、根拠のある数字を正確に記載することが、信頼関係を築くうえで大切です。
年収を低く言う・盛るとどうなる?
婚活で年収を実際より低く申告する人もいれば、反対に高く見せようとする人もいます。年収を低く申告する理由としては、収入だけで判断されたくない、金銭目的の相手を避けたいなどの考えがあるかもしれません。一方、年収を高く偽る背景には、相手からの評価を高めたいという気持ちがある場合もあります。
しかし、意図的に年収を偽ると、交際が進んだ後に事実が分かった際、相手の信頼を失う可能性があります。結婚後の家計や生活設計にも影響するため、年収の申告は慎重に行うべきです。
また、年収を低く申告する場合でも、サービスの規定に反していたり、必要な情報を意図的に隠していたりすれば、相手との認識のずれにつながる可能性があります。プロフィールの公開範囲を調整したい場合は、年収を偽るのではなく、サービスが認めている非公開設定を利用する方法を検討しましょう。
相手の年収に疑問を感じた場合は、最初から嘘だと決めつけず、落ち着いて確認することが大切です。結婚相談所などでは年収証明の提出が求められる場合がありますが、すべての婚活サービスで同じ仕組みが採用されているわけではありません。利用中のサービスで確認できる範囲を把握しましょう。
婚活相手の年収はいつ聞く?自然な聞き方と確認方法
年収を聞くタイミングはいつがよい?
婚活相手の年収を確認するタイミングは、利用しているサービスや交際の進み具合によって異なります。結婚相談所では、プロフィールに年収が記載されている場合や、入会時に年収証明の提出が必要な場合があります。一方、婚活アプリでは、年収が任意項目になっていたり、証明書の提出が任意だったりすることもあります。
プロフィールに年収が記載されていない場合は、初対面でいきなり具体的な金額を尋ねるよりも、結婚後の働き方や生活設計について話す中で、自然に確認する方法があります。たとえば、共働きを希望するか、住みたい地域はどこか、将来の家計をどのように考えているかといった話題から始めると、互いの考えを理解しやすくなります。
結婚を真剣に考えて交際を進める段階になったら、収入や支出について具体的に話し合うことも必要です。ただし、相手がすぐに答えたくない場合もあるため、無理に聞き出そうとしない配慮も大切です。
年収を確認する目的は、相手を評価することだけではなく、結婚後に無理のない生活を築けるかを確かめることです。相手のプライバシーを尊重しながら、お互いが納得できる形で話し合いましょう。
相手の年収が嘘だった場合の対処法
相手の年収がプロフィールの内容と違っていた場合、まずは情報の違いがどこから生じたのかを確認しましょう。年収は、前年の実績なのか、現在の見込み額なのか、賞与を含んでいるのかなどによって、金額の捉え方が異なる場合があります。また、転職や昇給などによって、プロフィールを作成した時点から収入が変わっている可能性もあります。
一方、相手が意図的に年収を偽っていた場合は、結婚後の生活に関わる重要な問題です。理由を聞いたうえで、相手が事実を認めて説明しているか、今後の家計について誠実に話し合えるかを確認しましょう。
結婚相談所を利用している場合は、担当カウンセラーに相談し、サービスの規定に沿って対応する方法があります。婚活アプリの場合も、プロフィールの虚偽に関する規約や通報・相談窓口を確認できます。ただし、すべてのサービスで同じ対応ができるわけではありません。
相手の年収が違っていたからといって、必ず交際を終了しなければならないわけではありません。しかし、意図的な虚偽があり、信頼関係を築くことが難しいと感じるなら、交際を続けるかどうかを慎重に判断することが必要です。
婚活プロフィールで年収を非公開にしてもいい?
年収を非公開にするメリット・デメリット
婚活プロフィールで年収を非公開にできるかどうかは、利用するサービスの仕様や規定によって異なります。年収を公開すると、相手が結婚後の生活をイメージしやすくなる一方、収入だけで判断されたくない人にとっては、非公開にすることでプライバシーを守りやすくなる面があります。
ただし、年収を非公開にすると、相手が経済状況を把握しにくくなり、プロフィールの段階で候補から外される可能性もあります。特に、年収を重要な条件としている人にとっては、情報が分からないこと自体が判断材料になる場合があります。
IBJの成婚白書では、女性の年収公開と成婚率の関係も分析されていますが、その結果だけで年収を公開すれば誰でも成婚しやすくなるとはいえません。利用者の年齢や活動状況、ほかのプロフィール項目なども影響する可能性があるためです。
年収を公開するか迷ったときは、サービスの規定を確認したうえで、自分がどのような相手と出会いたいかを考えてみましょう。公開する場合は正確な金額を記載し、非公開にする場合は、相手に必要な情報をどの段階で伝えるかを決めておくと、交際後のすれ違いを減らしやすくなります。
婚活と年収に関するQ&A
婚活で年収500万円は普通ですか?
年収500万円は、国税庁の令和6年分の調査で示された給与所得者全体の平均給与478万円をやや上回る水準です。ただし、平均給与は年齢や雇用形態の異なる人を含むため、婚活中の人にとって普通の金額かどうかを直接示すものではありません。
また、婚活サービスの会員は、一般の給与所得者全体とは構成が異なる場合があります。年収500万円で婚活をする場合は、平均との比較だけでなく、相手と希望する生活や共働きの考え方が合うかを確認することが大切です。
婚活で年収600万円以上の人は多いですか?
年収600万円以上の人がどの程度いるかは、対象とする集団によって異なります。一般の給与所得者全体と、結婚相談所の会員では、年齢や職業などの構成が異なる可能性があるためです。
IBJの成婚白書では、加盟相談所の会員について年収別の分析が公開されています。ただし、これは特定の婚活サービスの会員データであり、日本の男性全体の割合を示すものではありません。数字を比較する際は、調査対象を確認しましょう。
平均年収と中央値は何が違いますか?
平均年収は、対象者全員の年収を合計し、人数で割って求めた数字です。一方、中央値は年収を低い順から並べたとき、中央に位置する人の年収を指します。
一部に非常に高い年収の人がいる場合、平均はその影響を受けて高くなることがあります。そのため、一般的な収入水準を把握したい場合は、平均だけでなく中央値や年収階級別の分布も参考にすると、実態を理解しやすくなります。ただし、利用する統計によって公表されている項目は異なります。
婚活では年収より性格や相性が重要ですか?
年収と性格・相性のどちらが重要かは、個人の価値観や希望する結婚生活によって異なります。経済的な安定を重視する人もいれば、会話のしやすさや価値観の一致、家事や育児への考え方を重視する人もいます。
結婚生活では、経済面だけでなく、日々のコミュニケーションや困ったときの協力関係も大切です。年収を条件の一つとして考えながら、金銭感覚や生活習慣、将来の希望についても話し合い、総合的に判断しましょう。
年収が低くても結婚できますか?
年収が低いからといって、結婚できないと決まるわけではありません。必要な生活費は、住居費や地域、家族構成、共働きの有無などによって変わります。収入が希望条件に届いていなくても、家計の見通しや働き方、将来の計画を具体的に伝えることで、相手と現実的な話し合いを進められる場合があります。
ただし、相手が希望する生活水準と大きな差がある場合は、早い段階で考え方をすり合わせることも必要です。年収だけで自分を否定せず、無理のない生活を一緒に築ける相手を探すことを意識しましょう。
まとめ|婚活では年収だけでなく結婚後の生活を考えよう
婚活では年収が重要な判断材料の一つになりますが、必要な金額に一律の最低ラインがあるわけではありません。年収500万円や600万円、800万円、1,000万円といった数字に対する評価は、年齢や性別、生活地域、共働きの希望、結婚後の生活設計などによって変わります。
国税庁の令和6年分の調査では、給与所得者全体の平均給与は478万円、男性は587万円、女性は333万円でした。ただし、一般の給与所得者の平均と婚活サービスの会員データは異なるため、数字を比較するときは対象者や調査方法を確認することが大切です。
婚活を進めるうえで、するべきことは次の3つです。
- 自分と相手が希望する結婚生活を整理し、必要な家計の水準を考える
- プロフィールの年収は利用するサービスのルールに従い、正確に記載する
- 年収だけで判断せず、金銭感覚や働き方、将来の希望についても話し合う
年収は結婚後の生活を考えるための大切な情報ですが、それだけで相手の価値や結婚の可能性が決まるわけではありません。自分に合った条件を整理し、経済面と価値観の両方を大切にしながら、納得できる相手との出会いを目指しましょう。40代で婚活サービスを選ぶ方は、結婚相談所とマッチングアプリの選び方もあわせて確認してみてください。

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